名古屋市の取り組み

女性若手・中堅社員向けキャリアデザイン研修

開催日:令和4年10月13日(木曜日)、11月7日(月曜日)、12月14日(水曜日)

「女性若手・中堅社員向けキャリアデザイン研修」では、キャリアトランプ🄬やグループ討議を取り込むことで、相互研さんを図るとともに、研修参加者間の交流の機会を設け、モチベーション向上やネットワーク構築を図りました。
アサーティブコミュニケーション(=略して「アサーション」。相手を尊重しつつ自分の意見を主張するコミュニケーションスキルの一つ)を学ぶことで周辺との信頼関係を構築し、多様性と自らの未来の可能性に気づき、幅広い視野で活躍できる人材を目指しました。
ロールモデルとなる女性管理職によるパネルディスカッションを通じて、管理職になるイメージを持ち、自らの可能性を広げました。
本研修は全日オンラインで実施しました。
勉強会最終日には、講師がファシリテートしながら、オンラインで交流会を実施しました。

1日目(10月13日)

【テーマ】
「ライフシフト人生100年時代に求められるキャリアデザイン ~多様化する職場、 社会変化に対応するために~」

【目標】
自らのキャリアを主体的に考えるきっかけづくりをする

【研修内容】
・女性活躍推進が目指すもの、現在の進捗状況や課題について理解を深める
・自己理解を深め、主体的なキャリアデザインの重要性に気づく
・人生100年時代に向けて無形資産を形成する視点を持ち、充実したキャリアの足がかりとする
・自らの軸を持つことで変化に対応でき、多様な社会で生き残ることができることを目指す

【参加者の声】
・異業種交流で色々な意見を聞けて良かった。考え方の違いを知ったけど、同じような悩みがあることも知った。
・キャリアトランプで自分の特性を自覚し、リフレーミングの方法を知ることで、今ちょうどモチベーション維持で悩んでいたので今日の学びを活かせそうです。社内のみんなにも共有したいです。
・様々な価値観・考え方があり、短所だと感じていることもプラスに考えられることを知った。
・講師の方の指導も大変わかりやすく勉強になりました。普段は交流のない他社の総務や人事の方と交流が持てた点が新鮮で楽しかったですし、普段の職場では得られない学びがありました。講義内容、異業種交流どちらの観点からも充実した時間を過ごせました。次回も楽しみです。
・ワーク(個人、グループ共に)が多くあったことがとても良かったです。座学の一方的なインプットではなく、ワークが多いことでアウトプットにも繋がり、双方向の研修で有意義でした。

【講師の所感】
・異業種交流のネットワーキングからキャリアを前向きに考える機会となった。
・キャリアトランプによるワークで楽しみながら自己理解が進んだ。
・リフレーミングが効果的であったと確信した。
・自らの考えを具体的に言語化する力に課題感を持たれていた方もいた。職場においても、適切なアウトプットに悩まれている方も多いのではないかと推察した。

2日目(11月7日)

【テーマと概要】

「自分も相手も尊重するコミュニケーションとは~前向きな「アサーション」と職場における活かし方~」

【目標】
職場で良好なコミュニケーションが図れるよう、自他尊重のコミュニケーション「アサーション」を習得する

【研修内容】
・前回の振り返り
・アサーションを学ぶ
・アサーションの実践

【参加者の声】
・人に流されることなく、自分の意見や考え、気持ちを尊重する大切さ。またそれを相手にうまく伝える方法を学ぶことができた。
・アサーティブコミュニケーション手法について、実践を通して勉強することが出来ました。
・特に仕事で相手のあることだと、相手の事ばかり考えてしまい、自分が我慢すればよいかなど自己犠牲に走りがちですが、そうではなく自他共に尊重することがまず大事だということにハッとしました。
・お互いを思いやる「さわやかな」コミュニケーション。「さわやかな」という表現をとても大切にしたいと思いました。
・ディスカッションの時間がしっかりあり、他の企業の方とお話しできたのが良かった。
・グループワークの時間をかけて進めることができた点が良かった。グループワークなどは時間が足りないと感じることが多いので、30分もご用意いただけたのが嬉しかったです。沢山の方の意見をじっくりと聞くことができて大変勉強になりました。

【講師の所感】
・前回に続き、異業種交流のネットワーキングからキャリアを前向きに捉えることが促進された。
・前回の振り返りとしては、トランプワークで自分の強みを認識できたことと、リフレーミングについて言及される方が多かった。
・グループワークでの、アサーティブコミュニケーションのシナリオ作りは有意義であった。

3日目(12月14日)

【テーマと概要】
「幅広い視野を持ち、未来を描く ~ロールモデルの働き方から学び、自分らしいキャリアを宣言~」

【目標】
異業種の方々、ロールモデルとなり得る女性社員の方々との交流を通じて、今後のキャリアのヒントを掴む

【研修内容】
・前回の振り返り
・女性管理職のロールモデルによるパネルディスカッション
 3名のキャリアストーリー・質疑応答
・プレゼンテーション(未来を宣言するスピーチ)とフィードバック

【ロールモデルによるパネルディスカッション】
・㈱デンソー、日本特殊陶業㈱、NDSソリューション㈱の女性管理職の方に出演いただいた。
・自己紹介、会社紹介の後、パネリストご自身のこれまでのキャリアストーリー、キャリアや仕事に対するお考え(悩みや葛藤など)をお話しいただいた。
・質疑応答は、挙手制にて実施した。参加者が実際に悩んでいることに対して、答えをもらえることでより具体的なヒントを得られる時間となった。

【参加者の声】
・キャリアは人それぞれということで、他人と比べず自分自身と向き合いたいと思いました。
・日々の時間の使い方や、自分への投資の時間を作ることの大切さに改めて気がつきました。また、現在妊娠中で、今後のことなど悩んでおりましたが「産休育休は会社人生のごく一部の時間で、申し訳なく思う必要はない」という一言にすごく救われました。
・ゲストスピーカーの3名のお話を聞き、自分のなりたい姿、将来が明確になりました。
・キャリア形成へのヒントをたくさんいただきました。先輩方のお話も聞けて大満足です。またこのような機会がありましたら参加したいです。
・先輩方3名のお話を伺うこともでき、大変有意義な時間でした。リアル講演だと質問しにくいことも、オンラインだからこそ存在を身近に感じ(この感覚は初めてでした)、たくさんお話しさせていただくことができました。

【講師の所感】
・肯定的な受け止めが自然と促進され、グループワークにおける異業種交流のネットワーキングが実現した。
・前回テーマの「アサーション」の振り返りで知識の強化ができた。
・パネルディスカッション、質疑応答が予想以上に有意義であり、受講生の要望に応え、「不安解消」「自己啓発」「管理職としての前向きなキャリア」につながった。
・プレゼンテーションにより、前向きな気持ちの共有ができ、「キャリアに正解はない」と理解されたことが大きかった。

↑3日目、講義参加者の様子

↑3日目、ロールモデルパネルディスカッション(キャリアストーリーを語る場面)

↑3日目、グループワーク課題(未来を宣言するスピーチ)

↑3日目、グループワークの様子(未来を宣言するスピーチとフィードバック)

↑3日目、交流会の様子

↑プチギフト。事前に参加者に送付され、交流会時に皆で一斉開封しました。

↑チラシ

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