女性活躍推進企業と女子大学生の交流会(in名古屋学院大学)
開催日:令和4年11月2日(水曜日)
「女性活躍推進企業と女子大学生の交流会」は、学生の方に、「様々な職種の、現場で働く女性社員の方との対話」の機会を提供し、学生の間に、「具体的な仕事をするイメージ、家事育児を両立するイメージ」をもっていただき、「どう働きたいか、どう生きたいか」自分と向き合って考える機会にしていただくために、本市が実施をしている事業です。
交流会では、4社の、本市女性活躍推進企業の社員の方が、学生の方と、「第一部:パネルディスカッション」と「第二部:グループディスカッション」を行います。
今回は、令和4年11月2日に、名古屋学院⼤学 名古屋キャンパスで開催した交流会について、ご報告します。
【参加いただいた女性活躍推進企業の方(パネリスト)】
・春⽇井製菓株式会社の社員さん
・株式会社中⽇新聞社の社員さん
・東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社の社員さん
・財務省 名古屋税関の社員さん
【第一部:パネルディスカッションのテーマとパネリスト発言】
■テーマ:⼊社を決めた理由
・しっかりと学ぶ環境が整っている会社を希望しており、2年間しっかり研修期間のある、また学ぶことを⽀えてくれる⾵⼟があるため⼊社した。
・⼤蔵省(現:財務省)というのが、かっこいいと思った。
・⾷への興味が強く、若いうちから開発に携われることが魅⼒的だった。また、会社説明会で「お菓⼦はみんなを笑顔にする」という⾔葉にも惹かれた。
■テーマ:御社らしい魅⼒について
・働き出すまでは空港の⼿荷物検査のイメージしかなかったが、実際はいろんな仕事があった。初めて空港で不正なものを⾒つけたときは、怖くて⼿の震えが⽌まらなかったことを覚えている。また、2〜3年毎に⼈事異動があるので、沢⼭の⼈と出会えるのも魅⼒。
・⾃由な会社だということ。
・年功序列でない、⼥性が活躍できる、社⻑との距離が近い、⼈がいい。
■テーマ:仕事がおもしろいと感じる場⾯について
・⾃分で新しいものを作り上げたい⼈にとっては⾯⽩い会社。営業とはいえ、決まった商品を売るわけではなく、⾃分のアイデアを売っている感覚がある。
・⾃分が作った商品が、売り場に並び、SNS でポジティブな投稿がされているのを⾒ると本当にうれしい。商品開発の仕事は達成感が得やすく、成果がわかりやすい仕事だと感じる。
・2年間学んだ知識を実際にお客様へ提案できることは、⾃分の成⻑も感じられておもしろい。お客様の悩みを会話の中から⾒つけ、その悩みを解決する運⽤⽅法を⾃分で⾒つけ提案し、お客様⾃⾝だけでなくご家族にも喜んで頂けたときはとてもやりがいを感じる。
■テーマ:仕事とプライベート、切り分けてるか否か
・キッパリ切り分けてオンオフをしっかりしている。
・正直、⼦育てしながら仕事のことを考える余裕はないので、⾃然と切り分けている。ただ、ふと⼀⼈の時間にSNS を⾒ていると、今流⾏っているものが商品開発に活きることもある。
【第二部:グループディスカッション】
■テーマ:「⼥性が働きやすい職場づくり・⻑く働ける環境づくり」のために皆さんが必要だと思う企業の取り組みとは
■流れ
(1) 企業の方に聴きたい質問を考える
(2) それぞれ考えた質問をグループ内で共有
(3) 「誰が」「何を」「どの企業に」質問するかグループ内で担当を決める
(4) 各企業へ質問する
(5) 質問で企業から得た回答をグループ内で共有
(6) 共有した内容を元にグループでアイデアを考える
(7) アイデア発表
(8) 企業からのコメント
■参加学⽣から企業への質問
・残業はどのくらいあるか
・⼥性の働く割合はどのくらいか
・⼥性が活躍できる企業の共通点はなんだと思うか
・何歳まで働きたいか
・プライベートの時間はどの程度あるか
・休みたいときに休みは取れるのか
・有給の消化率はどのくらいか
・働く上で⼀番⼤切にしていることは
・⻑い間勤務できている理由は
■発表されたアイデア
・産休育休、時短制度取得前に⾯談実施。
・男性社員向けに、育児しながら働く⼤変さを知ってもらうセミナーを開催
・産休育休取得者同⼠がコミュニケーション取れる場をつくる
・グループで仕事を分け合える環境づくり
■参加者の声
・企業のリアルな部分を知ることができた。
・直接企業に質問できる機会が今まで無かったので、この交流会でいろんな質問を聞くことができ、うれしかった。
・⼥性活躍に対して男性の理解も必要だと思うので、男性向けの⼥性活躍セミナーを開催してほしい。
・⼥性が多くいる場所だけでなく、男性が多くいる部署も産休育休が取りやすい環境づくりができたらと思った。
・産休育休制度がどの程度利⽤されているのか知ることができた。また、利⽤するにあたって不安は無かったのか、直接質問することができてよかった。
・勉強しなさいと⾔われるかと思ったが、「学⽣のうちは遊びなさい!今という時間を⼤切にしなさい」という企業からのメッセージに驚いた。
・性別や年齢、国籍問わず皆が働きやすい企業の話を聞けてよかった。⾃分の内定先にも持ち帰りたいと思った。
・企業と⼀緒にグループディスカッションをし、たくさんのお話を聞くことができたことがよかった。働いてみないとわからない内部のことを知れた。