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Vol.05大塚製薬株式会社

ナゴ女応援!サイトのマスコットキャラクター
「にゃ〜ご」
取材をしました!

ナゴ女応援!サイトのマスコットキャラクター 「にゃ〜ご」が取材をしました!

人事部 部長補佐(兼)
ダイバーシティ推進プロジェクトリーダー(兼)健康管理室室長

田中 静江さん

新卒社員として、大塚製薬に入社しました。医薬情報担当者(MR)から人事部に異動し、以後労務・健康管理等を行い、2007年からダイバーシティ推進プロジェクトを兼任しています。
最愛の一人息子はいつの間にか高2になり、ようやく子離れをし、自分の趣味に時間を費やすことが増えました。

にゃ〜ご第5回目は、世界の人々の健康に貢献することを目標に事業活動を行っている、大塚製薬株式会社 人事部 部長補佐(兼)ダイバーシティ推進プロジェクトリーダー(兼)健康管理室室長の田中 静江さんにインタビューしたにゃ~。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、田中さんと上地さんのインタビューはオンラインで行ったにゃ。まずは田中さんに会社の特徴を教えてもらうにゃ。

田中さん大塚製薬は1964年に設立しました。大塚グループとしては2021年に創業100周を迎えます。
「世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する」という「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」の企業理念のもと、事業を行ってきました。
人々の健康を身体全体で考え、疾病の治癒を目指し新しい治療薬を提供する医薬品の部門である「医療関連事業」と、健康の維持・増進のための製品(ポカリスエットなど)を提供する「ニュートラシューティカルズ関連事業」の両輪で、トータルヘルスケアカンパニーとして事業展開を行っています。

にゃ〜ご世界の患者さんのために、色々頑張っているにゃ。
ポカリスエットはにゃ~ごも知っているにゃ!
そんな会社の魅力を教えてほしいにゃ。

田中さんニュートラシューティカルズ関連事業では、医療関連事業の研究で培われたノウハウを活かし、人々の健康の維持・増進のための科学的根拠に基づいた製品を開発し、世界へ提案しています。
製品のラインナップはそこまで多くないのですが、それだけ一つ一つの製品にこだわりをもっております。
名古屋支店の魅力は、同じビルに大塚グループの他の企業も入っており、社員同士の交流が盛んなことです。また、会社周辺に美味しいごはん屋さんがたくさんあります。ほとんどの社員が外でランチをしており、お店選びが毎日の楽しみになっています。

にゃ〜ごにゃるほど。商品にこだわりを持った会社なんだにゃ。
名古屋支店の周りには、ごはん屋さんがたくさんあるんだにゃ~。社員のモチベーションアップに繋がっているはずにゃ!

田中さんちなみに、徳島の「大塚国際美術館」に行かれたことはありますか?

にゃ〜ご行ったこと無いにゃ~。美術館も設立しているのかにゃ。

田中さんはい、大塚国際美術館は、実は一昨年の紅白歌合戦で、中継地として使用され注目されました。
今はあまり遠方に行けない環境にあるかとは思いますが、是非訪れていただきたい場所です。

大塚国際美術館は、大塚グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した日本最大級の常設展示スペースを有する「陶板名画美術館」です。全ての絵が陶板で出来ていることが特徴です。
館内には、世界26ヶ国、190余の美術館が所蔵する至宝の西洋名画1,000余点をオリジナル作品と同じ大きさに複製しています。原画が持つ本来の美術的価値を真に味わうことができ、日本に居ながらにして世界の美術館が体験できます。柵やロープがほとんどありませんので、間近で鑑賞することができます。

大塚製薬の発祥は徳島県鳴門市なのですが、「ここに教育的・観光的性格を併せ持つ滞在時間の長い美術館を建てて、もっとたくさんの人々に来てもらいたい。そして、大塚グループが生まれ育ててもらったこの鳴門市にぜひ恩返しをしたい。」という想いを込めて、美術館を作りました。

にゃ〜ご徳島にそんなすごい美術館があることは知らなかったにゃ。行きたくなったにゃ~。
ちなみに、田中さんの主な仕事内容を教えてほしいにゃ。

田中さん人事部の労務関係、ダイバーシティ推進、健康推進を担当しています。
人事部の労務では、制度の制定や社員への対応等を行っており、現在は社員の在宅勤務を含めた新しい働き方をどう進めるか検討しています。社員からの色々な相談にも乗っています。

ダイバーシティ推進の業務は、社員が働きやすい会社と思えるように制度を提案したり、正社員向けの研修、リーダー向けの研修等を行っています。セミナーや勉強会を実施することで環境を変えるきっかけ作りをしています。

健康推進では、社員の健康管理や健康経営に繋がることを行っております。健康推進の取り組みとして、健康に関するセミナーを行うこともあります。

にゃ〜ご健康推進の取り組みとは、具体的にどのような取り組みかにゃ。

田中さん大塚グループの社員とその家族を対象にセミナーを行っています。その中でも、「女性の健康に関するセミナー」を行っていることが特徴です。健康経営や女性活躍が推進されるなか、女性特有の健康問題で日常生活や仕事に影響を及ぼしている実情や対処方法は意外と知られていません。大塚製薬は、女性の健康をサポートする製品「エクエル」の研究開発で培ったノウハウをもとに、自分自身の身体の変化を知り、その対処方法を学んだり、女性がより働きやすい環境を整えられるよう、実施しています。理解してもらうために社員の家族にも行っている、ということがポイントです。社員だけでなく、その家族も対象、というところは大塚製薬ならではだと思います。

また、「ポカリフレッシュ」という運動を行っています。
「ポカリフレッシュ」は「ポカリ」と「リフレッシュ」を合わせた造語です。
これは2007年より行っている取り組みです。毎週木曜日の14~15時の間に、オフィスや工場でインストラクターが順番に席を回り毎週内容が異なる8分間の体操を行うという取り組みです。コロナ禍以降は、集まって運動することが難しくなりましたので、オンラインで行うなど、工夫しながら継続しています。
もちろん社員の健康診断のチェックやメンタルの確認なども重点的に行っています。

にゃ〜ご「女性の健康に関するセミナー」というのは、男性も参加するのかにゃ。

田中さんはい、むしろ男性にも聞いてほしいと思って行っています。女性の部下や家族が不安に思ったり感じたりすることを伝える機会になります。

にゃ〜ごとっても良い取り組みだにゃ。新型コロナウイルス感染拡大により、働き方に変化はあったかにゃ。

田中さん一番の変化は、在宅勤務が広がってきたことです。もともと在宅勤務が無いわけではなかったのですが、在宅勤務の社員比率は2割程度でした。在宅勤務は浸透させることの難しさも感じますが、社員にアンケートを取ったり、模索しながら進めています。本社の社員は比較的在宅勤務を行いやすく、出社している毎日の割合が3割程度となっています。ただ、営業の社員については現在、直行直帰を推奨していますが、まだまだ工夫と検証をしたいと思っています。

にゃ〜ご会社が求める人物像はどんな人かにゃ?

田中さん求める人物像はこんな人です。

  • 「とりあえずやってみよう」と思える人
  • 変化し続ける環境を、「ピンチではなくチャンス」と捉えられる人
  • 「チャレンジ精神」がある人
  • 失敗を恐れず「チャレンジを続けられる」人

弊社では、社員1人1人が、企業文化である「実証と創造性」を大切にし、実行しています。
社内には、「WHY?」と書かれたポスターが貼られており、言われたからやる、ではなく、自ら疑問に感じて取り組める人を求めています。研究開発部門から現場にいたるまで、常識を疑い、「大塚にしかできないこと」「大塚だからできること」を日々考えて行動しています。

弊社は「医療関連事業」と「ニュートラシューティカルズ関連事業」の二つの大きな事業部があることで、事業だけでなく視野も広がり様々な経験をすることができると思います。

にゃ〜ごにゃるほど。会社の雰囲気はどんな感じかにゃ。

田中さん年に2回ほど、事業部ごとに合同会議が行われますが、そこでは社長からの期首目標や今後の考え方についての共有や、関係社員でのディスカッションがなされます。直近の合同会議では、20代・30代の男女が司会進行を行い、発言も若手社員が多かったです。このように弊社では、「女性だから」「若手だから」ということでチャンスが巡ってこないことはありません。チャレンジ精神を持っている人は等しくそれをつかむことができる会社です。

もともと英語ができる女性社員がいて、その女性社員は2人の子どもがいたのですが、上司より、「アメリカに行かないか」(転勤)という話がありました。結果的にその女性社員はアメリカ行きを決めました。子どもがいる女性に海外行きの話を持ちかける、ということはあまりないかと思いますが、大塚製薬では、そのような考え方はあまりないです。だからこそ私自身、「女性だから感じる不自由」はあまり感じなかったと思います。

にゃ〜ご性別・年齢関係なくチャレンジできる会社なんだにゃ~。女性が働くということに対する考えや、想いを教えてにゃ。

田中さん女性が働くことは、もはや当たり前のことだと思っていますので、外で働くという選択をした以上、そこに男女差はないと思っています。しかし、出産・育児は女性にしかできないとても大切なことですので、そこに対する制度や周囲の理解はとても重要です。
そうはいっても、現在でもやはり、女性社員側にも、管理職や男性社員側にも「女性は仕事より家庭が優先」と思われている一面があると思いますので、「出産と(一定期間までの)育児以外は男女差はない」ということがきちんと理解し浸透できるように、女性社員側にはその覚悟と、自分だけで背負わずにもっと周囲に頼ることを覚えてもらうこと、管理職や男性社員側には納得と、一緒に働く女性だけではなく家族に対してもフォローする行動を増やしていくことが必要だと思います。更には「女性も男性もすべての人が仕事も充実、プライベートも充実」となれれば良いと思っております。

にゃ〜ご今後働こうと思っている女性に対して、エールがあればお願いしたいにゃ。

田中さん仕事と家庭を両立、と思っても、なかなかうまくいかないこともあるかと思います。
まずは、仕事としてチャンスを与えてもらったら、手を抜かずしっかりと取り組んでほしいです。
ただ、仕事と家庭とを両立しようと頑張りすぎてしんどくなってしまったら元も子もありません。
制度も環境も使えるものは全て使って、一人で抱え込まないで、仕事も家庭も両方頑張ってほしいと思います。

にゃ〜ごではここで、社員にインタビュー!
ニュートラシューティカルズ事業部名古屋支店企画課 上地祥子さんだにゃ。

ニュートラシューティカルズ事業部名古屋支店企画課

上地祥子さん

上地さんスポーツが好きだったので、「ポカリスエット」や「カロリーメイト」が身近にありました。大塚製薬の製品を通じて「健康」という側面から色々な人を応援できると思って、大塚製薬に入社を決めました。
現在入社11年目。入社し、札幌支店で営業を経験したのち、結婚を機に名古屋に異動。
名古屋支店では企画課に所属し、内勤業務を通じて営業担当のサポートをしています。
現在5歳・3歳の男の子、1歳女の子のママです!

にゃ〜ご上地さんの仕事でのやりがいは何かにゃ。

上地さん私の部署は支店と本社の連絡窓口、支店内の各所課の調整役として支店運営を推進していく部署です。目標を達成するために企画提案を行ったり、支店が抱える課題に対する解決策を各マネージャーや営業担当と話し合ったりしています。支店の運営に携われることにとてもやりがいを感じています。
全体を把握するには幅広い視点が必要なので、自分自身が営業時代で培った経験や、新たに勉強したことをフル活用しています。

にゃ〜ご今までのお仕事の経験を活かして今の部署で活躍しているなんてすごいにゃ。
仕事していく上で、大変だと感じていることは何かにゃ。

上地さんフルタイム勤務なので、朝出かける前・帰宅後~就寝までの短時間に忙しさが凝縮されており慌ただしく過ごしています。夫が単身赴任をしていて平日はいわゆる「ワンオペ」です。自分の体調が悪くても子どもたちにご飯を作ったりしなくてはならず、なかなかしっかり身体を休めることができないことが大変なことです。
以前子どものインフルエンザに感染してしまったことがあり、身体がしんどい中、子どもたちのお世話や家事を一人でしなければならなくて大変だと思いました。

にゃ〜ごご家族は近くに住んでいないのかにゃ。

上地さんはい、両親も遠方に住んでおり、身近にすぐヘルプを出せるような人はいない状況です。そういう意味で、本当に「ワンオペ」で家事育児をしています。仕事で急な業務が発生しても、今は、同僚に助けてもらえる状況なので、そこはすごくありがたいと思っています。

にゃ〜ごフルタイムでお仕事をしていて、お子さんが体調を崩してしまったら大変だにゃ。その場合、お仕事はお休みできるのかにゃ。

上地さんはい、そうですね。私は、上司・同僚の方に恵まれたおかげで、子どもの体調不良による急なお休みにも理解いただけてありがたいです。

1日のタイムスケジュール

4:30
起床 朝食・夕食準備、家事、身支度
6:00
子どもを起こす
7:00
朝食
7:45
子どもを保育園へ送る
8:45
出社or在宅勤務
9:00
メールチェック・資料作成など
12:00
昼食
13:00
資料作成・問い合わせ対応など
17:30
退社
18:00
子どものお迎え、帰宅
19:00
夕食
20:00
子どもとお風呂
21:00
就寝(子どもと一緒に就寝)
  • 進捗はこまめに共有

  • 新しい働き方で業務にメリハリを

  • 子どもと一緒にスポーツを通じた社内交流も(写真は2019年5月時点)

にゃ〜ごいつも17時半には退社されているんだにゃ~。

上地さんそうです。17時半は、時短勤務ではなく、フルタイム勤務の定時になります。
基本的には1週間のスケジュールをしっかり把握して、残業にならないようなスケジューリングをするように心がけています。もし定時後に仕事をしなければいけないような案件があれば、随時上司に進捗状況を報告し、対応していただけるところは対応していただいています。
残業できない環境なので、特に直属の上司には溢れた仕事をカバーしていただいており、大変助けていただいています。

にゃ〜ご助け合える職場であることは、働く親にとってすっごく大事なんだにゃ。
会社にある制度で何を活用されているかにゃ。

上地さん新しい働き方として在宅勤務制度を利用しており、週に2日ほど在宅勤務にしています。在宅勤務の制度としては、月に最低4日の出社、というものになっています。(2020年9月時点)ただ、私としては支店の営業職員ともコミュニケーションを密にとっていきたいと思っていますので、今は週2日の在宅勤務にしています。

にゃ〜ご在宅勤務を活用することにより、何か変化はあるかにゃ。

上地さんそうですね。通勤時間が無くなったぶん、朝と夕方~夜の時間にゆとりが出て、子どもたちにも心穏やかに接することができるようになりました(笑)

にゃ〜ご心の余裕はとっても大事だにゃ。

にゃ〜ご仕事と子育ての両立で工夫していることはあるかにゃ?

上地さん平日は大人が私一人しかいないので、子どもたちには「みんなで協力してやろうね」と伝えています。ゴミ出しは子どもたちも手伝ってくれています。
仕事もそうですが、限られた時間でこなすために家事も育児も「優先順位」をつけています。育児の最優先はどうしても一番下の娘の世話になってしまいますが、ある程度は仕方ないと割り切っています。

にゃ〜ごにゃるほど、割り切ることも大切なんだにゃ~!

上地さんそうですね。「すべてを全力で頑張ろう」と思ってしまうと、疲れてしまいます。適度に力を抜けるところは抜いてやらないといけないと思います。

にゃ〜ごこれから働こうとしている新卒社員や、転職しようとしている人に向けて、メッセージをお願いしたいにゃ~。

上地さんやはり、その会社にどのような制度があるかは職場選びには大事ですが、制度があるから楽に仕事ができるわけではないです。
女性の場合は、結婚・出産・その時に仕事を続けるかどうか、など選択を迫られる場面が多いことが現実です。その時に、周りの意見に耳を傾けながらも、自分らしく輝ける選択をしてほしいと思っています。
子育てをしながら働く、というのは大変なものですし、また、思うように働けないもどかしさもあります。しかし、「やると決めたらやる」と覚悟を決めて働くことができれば、何事も何とかなると思います。
悲観的にならず、この状況を楽しむことができれば仕事と子育ては両立できると思います。

にゃ〜ご実際に子育てをしながらフルタイムで働いている上地さんのお話はとても貴重だにゃ。
両立のポイントは、「優先順位」と「やると決める覚悟」、そして「適度に力を抜くこと」が大事だと学んだにゃ。

にゃ〜ご今回は大塚製薬の田中さんと上地さんに話を聞いてみたにゃ。
仕事に誇りを持っていて、家事・育児もこなしている姿はきっとこれから結婚・出産していく方の励みになるにゃ。
大塚製薬さんは、年齢や性別に関係なく、チャレンジできる環境があったり、実際に子どもがいてもフルタイムで働いている人を支える環境があったりして、とても魅力的だにゃ!

ありがとうございました。

ピックアップ企業 会社情報

大塚製薬株式会社

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愛知県名古屋市中区丸の内3-23-20 HF桜通ビルディング3F

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