Vol.08株式会社八神製作所
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「にゃ〜ご」が
取材をしました!
人事部 副部長
山田 くみさん
1989年4月、三重県営業部 津営業所にセールス職として入社。出産・育児のため約1年休職し、復帰後は人事部に異動。2020年12月に、勤続30年で表彰されました。現在は人事部 人材採用G兼ダイバーシティ推進Gを統括しています。人事部が携わっている採用や教育の部分は、会社の土台ともなる部分になり、採用した社員が成長していく姿を見るのは楽しく、やりがいがあります。
にゃ〜ご第8回目は、本社が愛知県名古屋市中区にある株式会社八神製作所の皆さんにインタビューしたにゃ~!
まずは会社の特徴を教えてほしいにゃ。
山田さん当社は明治4年の創業以来、一貫して医療に関わる事業を行っています。
- 医療機器、健康開発機器、福祉用具、理化学機器及び病院施設機器の販売
- 医療機器の保守点検・修理
- 医療機器、福祉用具のレンタル
長い歴史の中で、社会環境の変化に伴い、医療機器商社としての役割に加えて、医療と関連性の高い介護、予防に関わる事業にも力を注いできました。
医療機器を取り扱いますが、商品知識、専門知識などは入社してから勉強したり、先輩やメーカーさんなどから教えてもらったりしながら身につけられます。
にゃ〜ごみんな入社してからいっぱい勉強して頑張っているんだにゃ。
山田さん2021年に創業150周年を迎え、新たなステージに進むべく、挑戦をテーマとして掲げ、既存事業の深化、新規事業の探索を進めています。
「Human Care Company」として、社会、環境の変化を見極めながら、すべての人の健康のために、予防、医療、介護のサービスを通じて人を支える会社でありたいと考えています。
にゃ〜ご創業150周年を迎える会社なんてすごいにゃ~。
医療に関わる事業だと、新型コロナウイルス感染症の流行により、働く上で何か影響はあったかにゃ。
山田さんそうですね。2020年1、2月頃から流行し始めて、当時はどのようなウイルスかもわからなくて医療現場は混乱していました。マスクが不足し、当社は提供する立場であったので医療従事者の方々に使っていただくマスクはメーカーさんから何とか取り寄せて対応していました。
そのため、営業はむしろ忙しくなりました。商品をお届けし、説明も必要な仕事のため訪問は必須で、社員は新型コロナウイルス感染症に対峙する覚悟をもって病院に足を運んでいました。ただし新入社員は数ヵ月間は医療現場に行くのを控えるようにし、社内での知識習得の時間に充てていました。
にゃ〜ご医療現場は本当に大変だにゃ~。そんな会社の魅力は何かにゃ?
山田さん女性活躍の視点で見ると、当社では早くから女性セールス職の採用、女性管理職の登用を進めていました。社内の男女比は54:46で偏りがほとんどありません。育児休業制度は社内で浸透していることもあり、妊娠や出産を機に退職する社員はほとんどいない働きやすい会社です。
にゃ〜ご妊娠や出産を機に退職する社員がほとんどいないなんてすごいにゃ。
山田さん私が入社した当時は「男女雇用機会均等法」が施行されたばかりの頃で、まだまだ女性の活躍の場は限定的でした。
そのような時代の中で、当時の営業部長(現在は名誉会長)の中澤が先駆けて女性活躍の場を広げていこうと声をあげ、医療機器業界ではいち早く女性セールス職を採用していました。
結婚したら女性は退職する、というのが当たり前の時代だったのですが、せっかく身につけた医療知識があるのに退職で失うのはもったいない、男性、女性関係なく身につけた知識で会社に貢献してもらいたい、という強い想いがあったのだと思います。
昔は医療現場に女性営業がいるのは大変珍しく、男性営業と交代してくれと受け入れていただけないこともありました。そういう状況の中でも、会社はとにかく方針を曲げず、女性セールスは必要であるという考えで突き進んでいました。そのおかげで女性活躍の場を広げていく先輩の姿を追いつつ、私自身も女性初の業務に数多く携わる機会を得ることができました。
にゃ〜ご先進的な取り組みをしている会社なんだにゃ。山田さんの仕事内容を教えてほしいにゃ。
山田さん私の仕事は採用、教育、制度、企画などに関わっています。
- 多様な人材の採用に関わる業務(新卒・第二新卒・キャリア・外国人・障がい者など)
- 新入社員教育の企画及び実施
- 人事制度構築及び運用(等級制度・役職資格制度・評価制度・退職金制度など)
- 多様な人材の活用についての企画及び実施
にゃ〜ご人事部は会社の発展に影響する大事なお仕事を担っているんだにゃ。
会社が求める人物像はどんな人かにゃ?
山田さん次のような人になります。
- お客様一人一人と真剣に向き合える人当社のお客様は医療従事者や福祉用具を必要とする利用者様とそのご家族になります。
お客様のご要望や想いに応えるためには、真剣に向き合うことが求められます。 - 素直さ、謙虚さ、笑顔を大切に仕事に取り組める人医療や福祉の現場は、緊張感のある場所でもあり、当社の社員と接することでお客様が一瞬でもホッとできる存在でありたいと考えております。また素直で謙虚な姿勢は人より多くのことを吸収でき、成長が早いと考えています。
- 自分におごることなく、常に学ぶ姿勢がある人医療の現場は日々進歩しており、その変化に対応していく中で、勉強は必須です。
お客様から学ぶこともたくさんあります。
例えば介護用品の話だと、説明することはできますが、お客様から介護のお話を聞くことで教科書にはない、リアルな声を聴くことができ、とても勉強になります。
にゃ〜ご会社はどのような雰囲気かにゃ?
山田さん新入社員を一から育てるアットホームな職場風土があります。
そして営業会社でありながら、個人の業績を競うのではなく、チームで目標を達成する仕組みであるため、互いに助け合い、協力し合って業務を遂行しています。
社員が孤立することなく安心して仕事に取り組める環境です。とにかくみんな仲良しですね。
にゃ〜ごチームで助け合うことはとても大事なことだにゃ~。
女性活躍に対する考えや、想いを教えてほしいにゃ。
山田さん私は、新たな仕事にチャレンジし、実績を残すことが自分の存在意義を生み出すことになると思っています。会社にとって価値ある社員であれば、それは性別にとらわれることなく、働き続けられる環境を会社が整備してくれる、と考えてきました。実際に当社は女性にも責任ある職務を与え、それと同時に育児休業や短時間勤務制度を充実させ、女性の活躍をサポートしてきました。
昔は「女性が働きやすい環境で活躍する」という時代ではなく、「会社にとって必要な社員が活躍できるよう職場環境を整備していく(それが単に女性社員であっただけ)」という時代だったと思います。
しかしながら昨今では法が整備され、女性にとって働きやすい環境を用意することは企業として当たり前になりました。「女性だから~できない」という理由が認められない状況にあると思います。むしろ一社会人としての厳しい評価にさらされる時代になったと感じています。「女性として」ではなく「一人の人として」が大切になるのだと考えます。
そして、「男女関係なく」「女性活躍推進」と言われていること自体が古いと思っています。いつかその言葉が使われなくなった時、男女の差が本当にない世の中になると思います。
にゃ〜ご男性も女性も関係なく、今は同じ立場で「一人の人として」評価されていく時代なんだにゃ~。
ではここで、他の社員の方にインタビュー!
子育てをしながら働いている、勤続16年の前納さんだにゃ。まずはプロフィールから!
第一営業課 グループ長
前納 ちさとさん
2005年4月 ヤガミホームヘルスセンター名古屋店 セールス職として入社福祉用具貸与販売の仕事に従事。福祉用具はご自宅に設置、患者さんの状況を見ることも必要なため、自宅訪問。
退院される患者さんなら病院訪問。
2019年1月 本社営業部第一営業課 セールス職として勤務『地域包括ケア専任』という役割を担い、地域包括ケアシステム構築に伴う仕事を模索しながら、大学病院を中心に活動中。
子育てについて小学3年生と年長の娘 2人のママ。
にぎやかな毎日を送っています。
日の長い春や夏は仕事が終わり次第、子どもたちを公園に連れていきコミュニケーションをとるように心がけています(その後の夕飯の支度とお風呂はバタバタですが…)。
平日に子どもと関わる時間が少ない分、土日は、家族で一緒の時間を過ごすことを大切にしながら、色々な体験ができるようにお出かけするなどしています。
子どもとの時間を大切に
働き方フルタイムで働いています。
近くに住んでいる実家の母に助けてもらっています。
夫は協力的で、子どもの面倒はちゃんとみてくれています。働く上で会社の仲間や家族の協力は本当に不可欠です。
働く上で心がけていること私のやってきた仕事の中でお客様のためになる話をして、不安を少しでも解消できるように心がけて営業しています。
乳幼児から高齢者、障がい者の方まで、幅広い顧客層のため、色々な制度や知識が患者さんの有益な情報につながっていると感じる時があります。介護は初めての経験のケースが多く、不安を抱えている方が多いです。「ご自宅で実際にこういう生活をされている方もいますよ」とか「今までこういうケースがありましたよ」と私の経験をふまえて患者さんに少しでも参考にしていただけるようにお話をすることで、「じゃあうちもやってみよう」と言ってくれる場合があります。
働きやすさについて現在、第3子妊娠中です。これから3回目の育児休業制度を利用させてもらうことになりますが、受け入れてくれた会社や仲間に感謝しています。
ヤガミホームヘルスセンターは女性社員が多く、営業でも育児休業制度を利用し、復帰後も働きやすい環境でした。当時の上司も女性(現在は取締役)で、営業にもかかわらず子どもがいて、休みをとりながらバリバリ働いて、その背中を見て他の社員も出産後営業に復帰していましたし、社内の理解があり、周りの協力を得ながら働くことができます。
年明けから産休に入りますが、3児の母となりパワーアップしてまた仕事に復帰したいと思います。
※取材は12月に行われました。
にゃ〜ご前納さんの仕事のやりがいや大変なことは何かにゃ。
前納さん患者さんや、ご家族から感謝の言葉をいただいたり、病院から在宅医療へのスムーズな連携ができたりした時にはとてもやりがいを感じます。
迅速な対応が必要な患者さんの支援などは、私自身、時間的な余裕がないため大変に感じることもあります。会社の仲間にもフォローしてもらい、お客様がお困りにならないように最大限の努力をしています。
また、介護をされるご家族の方が患者さんを大事に思っているからこそ、難しいご要望が出る場合があります。その中でいかにご納得いただけるか患者さんやご家族の方と折り合いをつける必要があります。一般論と各ご家庭の事情は違うので、ご家庭に合ったプランニングをするのは色々な調整が必要です。
にゃ〜ご介護についてはご家族の考え方も色々なので、難しいにゃ~。
前納さんにとって、女性活躍についてどう思うかにゃ?
前納さん会社の中でも、女性が得意なこと男性が得意なことはあると思います。
女性は細やかなサポートができ、男性では気づかないような点、細かいケアができるので、女性が活躍できる場所はあると思っています。
会社の中でバランスよく、女性にとって得意分野のところは女性に任せて仕事ができるといいですね。
会社の育児休業制度に対して男性社員も理解を示してくれてありがたいですし、これからも女性が活躍できるような会社であってほしいと願います。
他の会社もそういう制度が充実するといいなぁと思います。
にゃ〜ごみんながそれぞれ得意なことを互いに活かして、補完しあえるのは素敵なことだにゃ。
次にセールス職として頑張っている2年目の後藤さんだにゃ。まずはプロフィール!
本社 第一営業課
後藤 圭衣子さん
2020年 本社営業部第一営業課 セールス職として入社現在入社2年目。
名古屋市内の病院をグループで担当しています。
消化器内科の症例準備、院内商品の新規採用や欠品対応、新型コロナウイルス関連商品のご案内などの業務を行っています。
八神製作所に入社を決めた理由人のために働ける仕事だと思ったことが決め手です。
就活の時から人のために働きたいと強く思っていました。
自分自身は文系でしたが親が看護師ということもあって医療関係を多く見ていました。
1日のスケジュール午前見積り作成やメール返信など。主に事務仕事。
症例準備、商品補充。午後納品。病院事務所を訪問し、書類の提出や案件についてご相談。
担当の部署を訪問。帰社後、書類作成など。
働きやすさについて私の所属している部署では、女性の営業が多いため大変働きやすいと感じます。
今年育児休暇から復帰した人がいます。
子育てしながら働くのは大変だと思うのですが、時短で決まった時間内でメリハリのある働き方ができていて、かっこいいと感じます。
決まった時間内できちんと働けることは、私自身も見習ってできるようになりたいです。
仕事の様子
働く上で心がけていること納期遅延もそうですが、医療現場の方々が困らないようにすることを何より心がけています。
必要な商品がないことで、患者さんの治療にも関わってきますので、医療現場をストップさせないように、優先順位を考えながら動くようにしています。
休日の過ごし方テレビ鑑賞。平日にドラマなど録画していたものを見ていることが多いです。
ゴルフセットをもらったことをきっかけに最近ゴルフを始めたので、練習に行くことが増えました。
今後の目標医療現場の方々から、「後藤さんに任せて良かった」と感謝の言葉をいただきたいです。
そのために、現場の方の立場になって考えながら対応し、「人のために」という考えを忘れず頑張っていきたいです。
にゃ〜ご後藤さんの仕事のやりがいは何かにゃ?
後藤さん医師や看護師、病院事務の方に感謝の言葉をいただいた時は本当に嬉しいです。
患者さんの役に立っていると感じた時にやりがいを感じます。
私は、女性ならではの気遣いを心がけています。担当している病院は大きいため、納品数は多いです。以前、壁掛け吸引器300台を納品することがありました。
その際は、事前準備を丁寧にやっていたおかげもあり、1日で入れ替えを終わらせることができました。準備は大変でしたが、お客様から「1日で対応してくれてありがとう」と感謝され嬉しかったです。
にゃ〜ご感謝の言葉は嬉しいにゃ~。では、大変だと思うことは何かにゃ。
後藤さん緊急の症例の準備や商品の納期遅延、欠品の時が大変です。例えば新型コロナウイルス感染症感染拡大の関係で輸入が大変遅れていて影響を受けています。納期遅延は仕方ない部分もありますが、患者さんが困らないようにするためにはどうしたらいいか考えて動きます。例えば、なくなる前に代品をご案内し、密に連絡をとってその中で対応できることを行い、商品がないことで病院側が困らないよう迅速な対応を心がけています。
また、専門的な知識を身につけないといけないことも大変だと感じます。
医師や看護師の方と会話をする時、専門的な知識が乏しいので訪問する前には商品や症例について調べてから訪問できるよう努めています。社内の勉強会については、できる限り積極的に参加しています。
にゃ〜ご今回は八神製作所の山田さん、前納さん、後藤さんに話を聞いてみたにゃ。
みんな笑顔いっぱいで、仲が良さそうな雰囲気が伝わったにゃ~。
結婚・出産しても仕事を続け、活躍している女性社員が多くいて、魅力的な会社だったにゃ。