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2022/08/19

#2 女性社員が多く、なんでも言い合える環境。もっと人間力を上げたい。

こんにちは。名古屋市男女平等参画推進室の榎本です。今回は、このナゴ女応援!サイトの「ピックアップ企業」第1回で取り上げさせていただいた、株式会社ラッシュ・インターナショナルの加納さんにお話を伺いました。

株式会社ラッシュ・インターナショナル ディレクター 加納果菜さん(29歳)

大阪府出身。大学卒業後、保険の営業を3年経験し、結婚を機に、夫の転勤に伴い愛知県へ。その後、ウェブサイト制作運用・SNS運用・アンケート調査分析・コールセンター運営など幅広いサービスを提供するラッシュ・インターナショナル(名古屋市)に転職し、現在4年目。ウェブサイト制作や企業のSNS運用代行、デザイン制作を中心に、プロジェクトごとにアシスタント数人を抱える、ディレクター業務を行う。

(―は榎本が発言)

―転職されて今の会社に入られたんですね。転職のきっかけや、今の会社へ入る決め手になったポイントはありますか。

加納さん:人と積極的に関わってヒアリングし、ご提案していく保険の営業は、苦労もありましたが自分には比較的向いていると感じていました。ただ、結婚を機に、働く時間を調整することも自分の中で重要になってきました。大阪から名古屋に転勤したこともきっかけとなり、名古屋で新しく仕事をしたいと思い転職を決意しました。
今の会社へ入る決め手は、会社の雰囲気やフィーリングかなと。女性社員が多く、なんでも言い合える環境や、能力主義のところなど、自分に合っていると思います。

―保険の営業から、ウェブサイト制作のディレクターって、かなり業種が違うように感じます。今のお仕事をやってみて戸惑いはありましたか。

加納さん:異業種からの転職で不安はありましたが、「ディレクター」という仕事に興味を持ったのでチャレンジしたいと思いました。実際に業務をやってみると、前職では、お客様に契約をいただくところまでがメインの仕事だったのですが、今の仕事はひとつのプロジェクトの受注からの方が重要で、納品までに半年や一年かかるものもあります。お客様や外注パートナーとの関わり方に違いがあり、前の仕事より、いっそうコミュニケーション能力が必要だと感じました。
言い方ひとつで相手と信頼関係を築けたり、その逆もあったり。今でも試行錯誤しています。

―ディレクターって具体的にどんなお仕事なんですか。

加納さん:ウェブコンテンツ制作と管理、メンバーの選出と管理、クライアントとの調整などを行います。
ひとつのプロジェクトに、デザインを手掛けるウェブデザイナーやプログラミングを行うプログラマー、ウェブライターなど、さまざまな職種の人が働いています。それぞれのメンバーに対し、クライアントの要望やスケジュールの共有を行い、プロジェクト全体をまとめるのがディレクターの役割です。
仕事内容は多岐に渡りますが、基本的に「調整」を行う仕事のため、コミュニケーション能力がとても重要になってきます。
まだまだ未熟なので、人間力を上げて行かないといけないと思い、日々精進しています。

―人間力、気になるキーワードが出てきました。具体的にどんな力やスキルを上げたいですか。

加納さん:私の中では、社会・対人関係力的要素が大きいです。
「コミュニケーションスキル」や「リーダーシップ」、お互いを高めあえるような声かけができる「対応力」などでしょうか。
ちょっとした伝え方や対応などで、トラブルが起きたときや、こちらの要望を伝えたいときなどでも、相手が嫌な気持ちにならず前向きにとらえることができるので、重要だと思っています。
取引先のクライアントさんで、対応力の高い方に出会うと、対話スキルの気づきも多く、いろいろ学ばせてもらっています。

―加納さんの一日のスケジュールを教えてください。
加納さん:とある一日の過ごし方はこんな感じです。

加納さん:残業はほとんどなく、基本的には定時で帰宅しています。そのために、業務時間中に集中して、業務効率を上げることが必要になってきます。自分だけでなく、部下やアシスタントにも同様の姿勢を求めています。

―ディレクターからキャリアアップは考えていますか。

加納さん:ディレクター業務を行いつつ、部下やアシスタントの采配や業務内容以外でのサポートなど、現在もサブリーダーとしての仕事を任せられています。
ただ、マネジメント部分はまだまだ未熟なので、マネジメントができるディレクターというのが、自分の中の次のステップかなと思っています。

―マネジメントができるディレクター、詳しく教えてください。

加納さん:ディレクターは個々のプロジェクトの責任者ですが、社内で進んでいる各プロジェクトの進捗状況を把握したり、生産性を把握したり、社員の労務環境を把握したり、そういったマネジメントも行うことを求められます。
直属の上司である代表からは、「数値を見て、問題点を把握できるようになりなさい」「リモートでも、人を管理できるようになりなさい」と言われており、折を見てチャットで、今あなたにこれを教えたいから、と宿題が飛んできて、レクチャーを受けています。

―代表から直に学べるってすごいですね。中小企業ならではの強みだと感じます。ところで、リモートで管理って、どういうことなんですか。

加納さん:多くの企業がそうだと思うのですが、弊社もコロナ禍で、リモートワークを取り入れています。また、多様な働き方が定着しつつあります。
リモートワークの場合、顔を合わせてのコミュニケーションよりも、報告・連絡・相談が遅れがちです。また、一度トラブルが発生すると、現状把握から始まり、その対応は困難を極めます。
そういったことを防ぐためにも、こまめな報告や進捗管理が求められています。

―これからいろいろライフイベントがあるかと思うのですが、もし子育てをすることになった場合、働きながら子育てをして、という姿は具体的に思い浮かびますか。

加納さん:代表から、「キャリアも子育ても両方並行できる社員がうちのモットーだから」といわれていることもあって、この会社で、働きながら子育てをするということに不安は少ないです。
私は市外から通っているのですが、通勤に片道1時間かかることもあり、将来子育てをするようになったら、週の半分くらいはリモートワークをしたいと思っているんです。それだったら両立できるかなと。
将来、マネジメントのできるディレクターとして、部下をリモートで管理しながら、子育てもする、それが今の私のビジョンです。

―帰宅が19:30、それから家事をこなすと平日はバタバタですよね。平日や休日、プライベートではどんな過ごし方をしていますか。

加納さん:夫と帰宅の時間がほぼ同じで、そこから家事を分担してこなしています。
食事作りは夫のほうが上手で、基本的に任せています。
家事などが終わって時間があったら、夫婦でのんびりテレビを見るのが癒しの時間ですね。
私、結構なインドア派なので、休日も家でのんびり映画やアニメを観ていることが多いです。
日本の映画は静かな印象で、あまり映画館で見たことがなかったんですが、家でのんびり観るのに最適ではまっています。あとは流行りのアニメとか、会員登録すればいろいろ見られるサイトがあって重宝しています。

―キャリアも子育ても。私は、子育て中は、キャリアがストップしがちな認識だったので、目からうろこで、この言葉がとても心に刺さりました。
私の場合、次のステップである係長級に興味がありましたが、自分は子育て中だから、両立はとてもハードルが高い、と諦めていました。下の子が3歳になった頃、これから手が離れていくばかりだと思えて、具体的にキャリアアップを考えるようになりました。
そうではなくて、キャリアも子育ても。働く人だけでなく、会社の環境や社会全体の意識もますます変化していく、これからの時代に必要なキーワードだと感じました。
加納さんは、とても誠実で、真摯にお仕事に向き合っている姿と、ハキハキと質問に答えてくださる姿が印象的。インタビューを通じてたくさんの気づきと元気をもらいました。
明るく前向きに頑張る加納さんを応援しています。

※オフィスの入り口に自転車が。取引先へ行く際に使う社用です。市内の移動は、自転車のほうが便利なことも多いそう。

 

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