- ナゴ女ニュース
2021/11/19
Vol.5 今年流行った! 注目のモノ・サービス
シティリビング名古屋とタッグを組んで毎月お届けするウェブコラム第5回。今回は多忙な日々をちょっと素敵にする、名古屋で注目の商品やサービスを紹介します。おたのしみに!
2021年、生活や価値観が大きく変わったという人もいるのでは。この変化の年に、私たちの身近で人気を集め、さらに注目されそうなものとは⁉ 名古屋に拠点を持つ企業・組織の、気になる商品やサービスを紹介します!
女性メンバーの「今ほしいもの」を
サスティナブルな素材で形に!
「Hogara(ホガラ)」のフェムテック商品・吸水サニタリーショーツ
女性の健康面に注目し、より快適に過ごせるよう工夫された商品が増えています。
今年2月にクラウドファンディングを通して、「吸水サニタリーショーツ」の販売を行った繊維商社「豊島」。このプロジェクトのメンバーは、部署の垣根を越えて集まった4人(写真左から、平沢希久子さん、浅野沙織さん、大川侑穂さん、藤田真衣さん)。残業中の雑談で意気投合し、「私たちが今ほしいものを形にしよう!」と、会社を説得してブランド「Hogara(ホガラ)」を立ち上げました。それぞれの部署で役割を果たした上で、新ブランドの運営を行い、新しい商品も生まれています。
ブランド第一弾の商品「吸水サニタリーショーツ」は、オーガニックコットンを使用し、新素材を4層に重ねた構造。繊維のことを知り尽くした会社として、消臭・抗菌の加工や、部屋干しによる生乾きの不快臭も抑える工夫がされています。商品を購入すると寄付につながる仕組みなどを導入し、パッケージは、サスティナブルであるために洗濯ネットとしても使えるメッシュポーチを採用。フェムテック(女性の健康問題をテクノロジーで解決しようという考え方)商品を集めたイベントにも出展しました。
その後、下着を手洗いするためのオーガニック洗剤や、保温アイテムなどの新商品を生み出し、男女限らず広い視点で展開する予定です。
「4人でブランドを運営することで、大変ですが、勉強になります。社内に応援してくれる人がたくさんいて、助けられていますね。恵まれた環境にいると思うし、会社愛が強まりました(笑)。私たちが今ほしいもの、みなさんがほしいと感じているものを丁寧に形にして、ブランドを知ってもらうためのきっかけを積極的に作っていきたいです」(大川さん)
Hogara
https://hogara.jp/
Twitterのアレンジレシピ投稿がきっかけ
マリトッツォの進化系を超えた「定番」へ
「ケロトッツォ クリームチーズ&レモン」「ケロトッツォ ラムレーズン&くるみ」
今年流行ったスイーツとして、まず思い浮かぶ一つが「マリトッツォ」。パン屋さんやコンビニ、輸入食材店などでも見かけ、食べ比べた人も多いのでは? 進化系の商品も続々登場していますよね!
名古屋の代表的なお土産を手掛ける「青柳総本家」から登場したのが「ケロトッツォ」。SNSで話題となり、店舗では連日行列ができています。
開発の指揮を執ったのは、取締役の後藤稔貴(としたか)さん。お客さんとのコミュニケーション強化を目的に、コロナ禍で公式Twitterを立ち上げました。広報担当者が「カエルまんじゅう」のアレンジレシピを投稿したところ、「商品化してほしい」との声が多く集まり、要望に応えようとすぐに動き始めます。
「最初は期間限定販売で、1日30個くらい作って、お客さんが喜んでくれたらいいねと言っていたのです。Twitterでトレンド入りして盛り上がり、『絶対商品化しなきゃいけない!』と、これまでにないスピードで開発を進めました。周囲に厳しい意見を言われながら(笑)、約1カ月で完成させたのです。7月に『ケロトッツォ』というネーミングで、カエルまんじゅうにレモンを効かせたクリームを挟んで商品化すると、1カ月で累計販売数1万個に。まさか、ここまでになるとは思いませんでした」
ケロトッツォは冷蔵商品。約15年前に販売していた洋菓子の経験者や、開発担当の女性たちが力を合わせ、後藤さんがおいしさにこだわって味を詰めていき、冷蔵のための設備や環境も整えました。
「マリトッツォの進化系ではなく、ケロトッツォとして確立させたい。定番化するには2種類の味が必要だと、次にラムレーズン味を出しました。最終の味の微調整は女性社員の声を参考にし、ラム酒の量を増やしたんですよ。こうやって生まれた“ケロトッツォ”から、お菓子屋としての楽しさを教えてもらいました。さらにチャレンジを加速させたいですね!」
青柳総本家
https://www.aoyagiuirou.co.jp/
SDGsが浸透し、広がる環境への意識
掃除も、人と地球に優しく!
環境に配慮したハウスクリーニングサービス
忙しい毎日の中で、家事代行サービスを上手に利用している人もいるのでは。そんな中で注目したいのが、エコ掃除です。環境にできるだけ配慮した天然素材を使い、人にも環境にも安心で、地球を守るお掃除を提案する「エピコンサル」。代表を務めるのは小笠原史恵さん(写真左)。名古屋エリアを中心としたハウスクリーニングサービスのほか、簡単で持続しやすい掃除・収納・片付けの方法をセミナーなどで提案しています。
「お客さまの信頼に応え、快適な生活を提供しようと心がけています。最近感じるのは、SDG sの言葉が浸透したこと。ハウスクリーニングを行う際、以前は、環境に良いお掃除とは…と説明が必要でした。今は、環境に配慮するのは大切という大前提で、質問を受けることが多くなりました」と小笠原さん。
掃除に使える天然素材は、重曹、セスキ炭酸ソーダ、石鹸、クエン酸、お湯。これだけで家中の掃除が可能なのだそう! 「SDG s14番目の『海をまもる、水をまもる』ことの必要性を感じると、掃除に取り組む際も、負担が軽くなると思いますよ」
小笠原さんと蒲珠妙(がまたまみ)さんが、「簡単エコ掃除」のコツを教えてくれました。日々のちょこっと掃除は、楽しく取り組んで、快適に過ごしたいですね。
天然素材を使った、簡単な4つの掃除方法を紹介!
①重曹は天然のミネラル成分。下水に流しても川や海を汚すことなく、土にかえれば土壌改良剤になります。食器を洗うときは、スポンジに重曹をのせて使ってください。台所のシンクの汚れも落とせます。入浴剤としても使え、そのまま流せば排水溝の汚れもきれいにします。
②セスキ水(セスキ炭酸ソーダ小さじ1をスプレーケース300~500㏄用に入れて、ぬるま湯で溶かす)で拭き掃除をしてみましょう。重曹と同じ無機物で、強い洗浄力をもちながら、手肌への負担も軽いです。雑巾にセスキ水を吹きかけて、2度拭きがいらないのでラク。キッチンの油汚れやテーブル、床のほか、テレビのリモコンやパソコンの拭き掃除に使えます。
③お湯でガラス拭きをしましょう。ついたばかりの汚れはお湯で十分。60~70℃で、除菌・殺菌効果があります。
④セスキ炭酸ソーダは、タンパク質を分解する効果が期待でき、洗濯剤としても使えます。水30Lに対し、大さじ1が目安。タオルもふんわり洗いあがります。
エピコンサル
https://mama-goto.com/
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